ももたろすのBLOG

吃音持ち社会人の日常

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友達に「吃り(どもり)」を打ち明けようとしたら失敗した話

 

前の記事で成功体験について書かせていただいたので、

motaro-x.hatenablog.com

 

失敗のお話も。。

少しでも、同じ「吃り(どもり)」を抱えている人の参考になれば幸いです。

 

高校時代からはある程度、自分が吃り(どもり)やすいシチュエーション

分かるようになってきたので、逃げれるところは逃げていました。

(この自分がこういうときに吃り(どもり)やすいというのを知ることは、

行きやすさに直結します。また後日、共有したいなと思っています。)

 

なのでそこまで大きなストレスがなく、学校生活を送れました。

 

高校までは何かと人前で話さないといけない機会が多いものです。

例えば、「日直」、「授業の号令」、「授業中の発言」、「クラス替え後の自己紹介」

私の苦手なことばかりでした。。

 

この頃には逃げれることからは逃げようということができるようになった私は、

日直などの日は休んだりしていましたね。

(私の母は、「吃り(どもり)」について理解してくれていたのでとても助かっていました。)

 

とは言え、逃げられない時もあるものです。

中1まで遡ります。

当時は教科担当が2名ずつ決められていて、

教科担当が授業の初めと終わりの挨拶をしていました。

 

今思えば、頻度が少ない保険係や書紀係が狙い目だったのですが、

当時の私はそこまで思い至らず、

仲の良い友達と同じが良いという理由で社会係になりました。

 

残念ながら社会は週に授業は2,3回ありました。。

 

1回目の号令、友達とジャンケンをして私は初めの号令係になりました。

 

これはもう前日から胃痛レベルのストレスです。。

家で夜色々なシミュレーションをしました。

 

ゆーっくり言ってみたら言えるかな?

忘れたふりをして少し言い方を変えたら言えるかな?

 

当日、時間になりチャイムが鳴りみんなが自然と立ち上がり始めました。

「・・・・」

みんなの目がこちらを見始めます。。

言葉を言おうとしても出ない私の姿が非常に滑稽でしょう。

「いっ、、いっ、、今から社会の授業を始めます。」

なんとか言えた私ですが、

周りの目なんて怖くて見えず冷や汗のような恥ずかしさからくる汗はすごかったです。

 

幸いにも私の性格柄いじられるような子ではなかったので、

数人からしか触れられませんでした。

 

されど数人です。

とても辛かったです。

それはもう地獄です。

「さっきの話し方何?(笑)」、「大丈夫?(笑)」

 

。。

 

「いやあ、吃り(どもり)やすいんだよね〜」

といった私の顔はひきつっていたことでしょう。。

その後も毎回吃り(どもり)、非常に気まずい空気になっていました。

 

今振り返るとあの時の反省としては、

あえて自分からはいうべきでなかった。

(友達もまだ子供なのでリアクションがストレートでしんどい。。)

 

事前に担任の先生に伝えて味方になってもらい、

号令のない係になるよう取り計らってもらうことが最善だったと感じています。

(担任の先生との相性が悪ければ、学年主任や部活の顧問など

自分に寄り添ってくれそうな方を見つけて相談とかもありですね。)

 

当時の私は吃り(どもり)は恥ずかしいものだと思っていたので、

母以外には相談できていませんでした。

私は高2でやっと先生に打ち明けることができました。