ももたろすのBLOG

吃音持ち社会人の日常

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吃音に怯えながら接客していたお話【後編】

 

【前半】についてはこちらで綴っています。

motaro-x.hatenablog.com

 

ついに店頭へ

いよいよ店頭に立つ日がきました。

 

聞いていなかったのですが、

当日になって開店前の朝礼に参加させられて自己紹介をすることになりました。。

 

いい意味で事前に聞かされていなかったので、

構えすぎずそこまで吃らずに終わらせることができました。

 

構えすぎずには大事ですが、

基本事前に知ってしまうパターンがほとんどなので

再現性はないかもしれません。

任されていたお仕事

 

  • 操作に困ってきた方への操作案内
  • お客さんに声をかけ困り事を聞いて、できればサービス提案

 

1つ目は基本的に立っていれば、

お店の方から振られてから対応なので絶対にこれを言わないとという言葉も

なく高齢者の方が多かったのもありお客さんも優しい方が多かったので、

比較的辛くはありませんでした(多少連発はもちろん出ましたが、

難発については、言葉を変えることで避けることができました。

 

2つ目が重すぎます。。

これはこちらから声をかけに行く必要がありました。

付き添いとして講師の方がついてくれてはいるのですが、

根っからの営業系という感じで

「あの人どう?声かけてきなよ。」とかなり急かしてきました。

 

吃音があってもなくてもですが、

知らない人に話しかけるのは勇気が入ります。

まして私は吃音を抱えている為、余計に不安を感じていました。

 

適度に交わしたり、講師の方が近づいてくるなと思ったら

別の場所にふらっと逃げていました。

 

人の見極め

幸か不幸か吃音が出てしまったことによる相手の反応に過敏になってきたおかげで

ある程度、この人は優しそうだから大丈夫そうという見極めがなんとなく

できるようになりました。

 

あと割と高齢者うけがいい方だったので、

(幼少期に祖父母と一緒に住んでいたおかげかもしれませんね。

 おじいちゃん、おばあちゃんありがとう。)

できるだけ優しそうな人に絞って、

それ以外はいくら講師の方から「声掛けに行きなよ」と言われても行かないことにしました。

 

声かけでは自己紹介はする必要がなかったので

徹底的に人間観察をして優しそうな人に絞って、

声かけを行っていました。

(たまに人選間違えましたが、そこまできついことは言われませんでした。)

 

そんなこんなが3週間ほど続いて無事私の研修が終わりました。