ももたろすのBLOG

吃音持ち社会人の日常

MENU

インクルーシブ教育が掲げる平等って?【前編】

先日、「インクルーシブ教育」についての記事を読みました。

 

news.yahoo.co.jp

私自身初めて聞いて調べてみたのですが、

「インクルーシブ教育とは多様性を尊重して、

障がいを持った子と障がいを持っていない子が一緒に学ぶ仕組み」

だそうです。

 

国連は特別支援学校も問題視しているようです。

 

インクルーシブ教育を実現するために私が必要だと思うのは4つです。

 

  1. 障がいに対して先生の知識及び理解度向上
  2. 普通学級の生徒の意識醸成
  3. 親御さんとの連携強化
  4. 進級、進学時の情報伝達の仕組みづくり

障がいに対しての先生の知識及び理解度向上

先生が細かなとこまでフォローできるのか、

フォローしていく為にはより専門的な部分も学んで理解し、

適切な対応を学んでもらう必要が出てくると思います。

 

ここをきちんとしてもらわないと親としても子供を預けて、

普通学級でちゃんと見てくれるのかといった不安なくならないですよね。

 

軽度の知的や精神、比較的自分で行動のできる身体なら

まだ普通学級でも過ごせる可能性も思いますが。。

 

例えば知的や精神は周りより、

成長が遅いので本人が先に「なんで私は、、」と

普通学級にいることに悩んでしまうかもしれません。。

 

そこまで理解をした上で対応してくれる先生がどこまでいるのか。。

 

障がいを理解して配慮していただける普通学級の先生は、

現状圧倒的に少ないと思います。

 

私が親だったら少なくとも今の普通学級に安心預けることは、

できないですね。

普通学級の生徒の意識醸成

 

障がいのない子供たちと同じクラスで学んで馴染んでいくケースもあると

思いますがそれはかなり難しいのかなと。

 

上記で綴った「教員の生涯への理解度不足」も要因の1つだとは思いますが、

それが解決したとして、果たして他の生徒がどこまで受け入れてくれるのか。

 

私自身も過去、純粋な子供だからこそはなった吃音への鋭い言葉に

傷ついたことも多々あります。

 

また障がいの度合いにもよると思いますが、

どうしても他の生徒よりも多く時間を割いて気にかけないといけなくなります。

 

それを見ている他の生徒は本当に何も思わず、

受け入れてくれるのか。。

「○○ちゃんだけずるい、なんで特別扱いするの?」

といった不平不満をどれだけコントロールできるかが鍵になると思います。

 

平等な教育の現場を作った代償として、

障がいを持った子供たちが傷つく結果になることだけは避けないといけないと思います。

 

「親御さんとの連携」、「進級進学時の情報共有の仕組みづくり」については

後編で綴ろうと思います。