最近になってHSP(Highly Sensitive Person)という言葉が浸透してきましたが、
私が子供の頃には聞いたこともなかったですね。。
HSPとは非常に感受性が強く敏感な気質を持った人らしいです。
これまでも外的刺激によって、
疲れたり周りが気になることが多くて私は繊細なんだろうなあ
くらいにしか思いませんでした。
HSPという言葉が気になり出して
調べていくうちに結構当てはまるなあと感じはじめました。
ネットでもHSPの診断ができるということで早速やってみたところ、
「あなたはHSPです」と表示され、少しホッとしました。。
「繊細」という抽象的なものより、
HSPとカテゴライズされた今のが少し気持ちが楽になった気もします。
でも病院で診断されたわけでもないし、
どちらかというと病気というより気質なので誰かに話せそうにないなあと
思っています。
自分なりにHSPだということはしっくりきているので、
無理に治そうとせずこれから上手く付き合っていけたらなと思っています。
私のHSP
改めて、どんなことで疲れるかなと振り返ってみました。
大体3つでまとめられるかなと思いました。
- 漫画・アニメ・ドラマでキャラクターや登場人物に共感しすぎてしまい、
最後まで見ることができない。
- 声から敏感に人の感情の変化に気づいてしまう
- 声だけでなく、雰囲気やメッセージの文章1つ1つから感情を読み取ってしまう
1つ目、良い面と悪い面があります、
まず良い面としては、泣きたい時に簡単に泣けます。
特に漫画とかでは、感動シーンなどではすぐうるっとしてしまいます(笑)
感情が溜まりすぎてスッキリしたい時とかは便利といえば便利ですね。。
悪い面は、例えばドラマや映画でもですが誰かが恥をかいたり、
いじめられているシーンではやられてしまっている側の気持ちが流れ込みすぎてしまいます。
とてもじゃないですが「あああああ。。」となってしまい、
見ることはできません。。
恋愛系ドキュメントも同じように見れません。
HSPを違う言葉に置き換えると、共感性羞恥に近いのかなあと思っています。
吃音が取り上げられた有名な作品として、
「英国王のスピーチ」がありますがきっと辛いという感情が流れ込みすぎて
見たい気持ちはあるのですが、まだ見るに見れていません。。
いつかは見たいなと思っています。
2つ目ですが、これは仕事にもすごく影響してきます。。
コロナ禍以降、私の仕事は在宅中心の働き方にシフトしました。
以前綴ったように在宅中心になったことによって吃音が楽になったというメリットは確かにあります。
motaro-x.hatenablog.com
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普段から会議が比較的多いのですが、基本顔出しはしませんし声だけです。
つまり会議で外部からinputされる情報の中心が声になりました。
比較的上司とは、上手く関係性が築けているのかなと思いますが
それでも声できっと今は機嫌悪いなあとかイライラしているなあが
感じ取ってしまいます。
(上司自体は実際そうでもないかもしれませんが、
少なくとも私はそう受け取ってしまいます。)
私の吃音は自分の精神状態とも密接につながっているので、
上司のイライラを声から感じ取ってしまうと萎縮していまいます。
そして、話すことに緊張が伴い精神的ストレスが高くなります。
結果、吃ってしまうことが多いです。
3つ目で、声からだけでなく文字からでもと綴りました。
これは在宅うんぬんは関係ないのですが、
メールの文字や、言葉遣いの1つ1つで相手の感情を感じ取ってしまい
疲れることも多々あります。。
吃音を抱えていても上手く割り切れる方なら、
そこまでストレスにも感じないかもしれませんが
私はただでさえ周りの顔色が気になってしまいやすい性格なので
まあ、大ダメージです。。
自分だけがと言いたいわけではないですが、
我ながらなかなか荊の道を歩いてるなあと思う今日この頃です。
容姿が良くないのでダメですが、
この感受性の強さを生かして吃音がなかったら役者をやっていたら
役に入り込んで演じれてるかもなあと夢をみたりしました(笑)
読んでいただきありがとうございました。