ももたろすのBLOG

吃音持ち社会人の日常

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【吃音持ちの日常】市役所で嫌な気分になったお話

私の中で2023年は暗黒の年と呼んでいるのですが、これもその年に起こった出来事です。

 

色々あり私は引っ越しをすべく、

各種手続きや書類集めに奔走してる日々を送っていました。

 

私の抱えている吃音は心因性の要因が強く、

暗黒の年は例年以上に高負荷のストレスが

かかり続けていました。

心と体は繋がっているとかよく言ったもので、

この時の私は吃音の頻度も高く、

またそれだけでなく体重も減る一方でした。

 

この時の私は出社するたびに

「また痩せた?」と聞かれ、

無理矢理笑顔を作って

「いやぁ、人生ってしんどいですよねぇ!」と

笑い飛ばしていましたが家に帰って1人になる度このまま生きていていいことあるのかなぁと

人生に絶望していました。

(今も毎日不安に襲いかかってきますが、この辺りのお話はまた綴ろうかと。)

 

少し話が逸れてしまいましたが、

高いストレスがかかり続けた結果

吃る頻度もこれまで以上になっていました。

 

在宅勤務になってから画面越しだと、

緊張も緩和され黙りにくくなった!!と

嬉しくなっていたのも束の間でした。。

 

そんな中で引っ越し手続きで各所に電話を

しなくてはいけないので、

まぁ吃り吃り、その都度自己嫌悪に陥っていました。

 

その中でも1番精神的にきたのが市役所でした。

みなさんも住民票や戸籍を取る機会はあると思います。

いい意味でも悪い意味でも役所仕事だなぁと

思ったのですが書類を受け取る際に毎度名前を言うことを求められるのです。。

 

吃音のない方だとそうだっけ?となるかも知れませんがこれまで3つの市役所で全て同じ対応だったのでこれは諦めています。

 

でも普通に考えるとおかしな話で、

なぜ名前を言わされるんだろうと。

 

正直名前なんて代理で別人の名前をその場で

いって書類をもらうこともできてしまうので、

担保度合いはとても低くないでしょうか?

 

住民票をもらうときに吃りそうな感覚になったので免許証を提示しましたが、

担当の方から

「あ、提示は結構です。」

と提示する前に断られました。

 

ひどいケースでは、担当の方から

「名前をお願いします。」

と言われ、言葉がでずマスクの下で口をもごもごしていると不思議そうな顔をして、

「どうされましたか?お名前お願いします。」

 

こちらとて、言えるものならいいたいですよ。

言えない私が数秒後に連発を生じながらやっとのことで名前をいうと担当者の方は

 

「びっくりしたぁ。。」

 

とつぶやいたんですね。

何気なく発したのかも知れませんが、

しっかり聞こえる声で言われ。。

 

いやいや、びっくりしたってのはさすがひどいのではないかと。

まして、いろんな方がくる市役所の対応としていかがなものかと怒りが湧いてくるとともに

名前さえまともに言えない自分自身がとてつもなく惨めに感じ、ぐっとこらえ帰路につきました。